中性脂肪異常症
先日会社の健康診断の結果が出たらしく、カワノ君面談があるから
と呼び出しを喰らった
面談…
なんか良くない所が見つかった時に受ける万人が望まないアレである
朝から嫌な汗を掻きながらミーティングルームに向かうと一枚の紙を突きつけられそこには、一言だけ書かれていた
【中性脂肪異常症】
「カワノさん、中性脂肪異常症なんで病院行ってください」
それはもう深刻な顔で言われた。ようは
「お前ラーメン食いすぎ!酒飲みすぎ!クソワロタ」
レベルの話しだろう。と思っていた。
さらに続く
「普通の人ってこの数値150ぐらいしかないんですけどカワノさん330あるんすよ」
と。
ステキな森の音楽隊のカワノは直ぐにBPM(音楽で曲のテンポを測る数値)に変換してみる
サザンオールスターズがスラッシュメタルやり始めるもんか……
そこで初めて只事ではないことに気づく
そりゃあ止める。誰でも止める。桑田さん…これは以上やめとけ。需要ねえぞ!!
と。
そんな己のヤバさを知り部屋を後にした
喫煙所で病院かぁ。めんどくせぇなぁと思いながら落ち込んでいると、俺を1.8倍ぐらいに膨らましたぷよぷよ(notコンパイル)の先輩が俺と同じような顔で喫煙所にやってきた
中性脂肪異常症カワノ「悲しそうな顔してどうしたんすか?」
先輩「こないだの健康診断で中性脂肪異常症って言われてさぁ…」
中性脂肪異常症カワノ「一緒じゃないっすなぁ!俺もですよ。数値どんぐらいだったんすか?」
中性脂肪異常症先輩「1100」
!!!!??????
1100!!!!
ビクーリして本当にビクーリして
「へ!!!!」
って言いながら膝から崩れ落ちた
それはもう笑った。盛大に。それが死因になるぐらい笑った。俺の330なんて数値が天空へと旅立つほどに
死ぬ。流石にそれは死ぬ。しがない素人の中性脂肪異常症の俺ですら分かる
でも元気に生きている。もしかして330って数値はそんな大した事ないんじゃないだろうか
そう考えたら気が楽になり笑いつかれたのもあり俺は最寄りの駅までラーメンを食いに行った