電気グルーヴ の『A(エース)』を聴いてみた

1.かっこいいジャンパー

色んな音が10秒くらいの間にこれでもかと鳴り、昇天。アジアンなサウンド。「かっこいいジャンパー」を見つけて嬉しそうな歌詞。ボーカルのエフェクトがさらに神々しい雰囲気を高める。バキバキと浮遊感を巧みに操っているテクノ。飛べる。4:37〜リズミカルになって、踊りたくなる。5:22〜逆再生のような音も聞こえてきて、段々と意識がふわふわしてくる。英語のバグったナレーションが格好良い。

2.VOLCANIC DRUMBEATS

前の曲との流れが絶妙。タイトル通り、噴火するようにドラムが連打して始まる。生ドラムの音が痛快。初っ端からパワーがほとばしってる。ボーッとしていると置いてかれるくらいのスピード感が気持ち良い。ラップ。間奏のドラムが無双してる。2:21〜耳気持ち良い。韻を踏むこと以外は考えていない歌詞。怒涛の勢いで襲いかかって来るボキャブラリーセンス。

3.ポケット・カウボーイ

前の曲との繋ぎ方が素晴らしすぎる。ポコポコしてる。なんだか奇妙。そしてダンサブル。ボーカルの音程があっちこっち行って面白い。1:58〜レトロゲームの世界。ファミコン。『コジコジ』の前期エンディングテーマとして使用されていた曲。『コジコジ』との親和性の高さ…。懐かしい気持ちになってくる。微かな寂しげ。ポコポコ音中毒性ある。

4.ユーのネヴァー

繋ぎ方が気持ち良すぎて「エッ…」って声が出た。重く響くベースと、ドスの効いたボーカルがバッチリ。何故か頭の中にガタイの良いプロレスラーが浮かんだ。1:26〜定期的に昇天しちゃう。2:22〜楽しそうだから混ざりたい。リバーブとディレイのお陰で不思議な歌詞にも説得力がある。3:05〜本当に悔しいくらい面白い。ナイススキャット。ネヴァネヴァピスタチオって何なんだ…

5.パラシュート

繋ぎ方が…(n回目)。宇宙。空。軽やかさというかもう浮いている。言葉が滑らかに流れていく。ずっと宇宙人にさらわれる時に鳴りそうな音が聴こえる。「本当に浮いちゃうかも…」みたいな瞬間が何度も訪れる。英語の語り。3:35〜ジャジーでお洒落な雰囲気。5:23〜無音になり、雰囲気もテンポも一変。陽気になっていく。ハッピーエンドな終わり方。

6.ガリガリ君

繋ぎ…気持ち良い…。怪しげな音がぽわぽわ鳴る中、ドイツ語のナレーションが入る。危険なバキバキテクノに響き渡る結構長い絶叫。格好良いのと同じくらい面白い。太いベースとキックで重み増し増しハウスミュージック。「ア゛ァア゛ア゛ア゛〜」が怖すぎるけど耳に残る。ガリガリ君はあのガリガリ君。「君 何ガリ君」の返答を考える。ずっとイカつい。後半続々と入ってくる台詞がシュール。近未来だけどバブリーな感じで終わる。

7.猫夏

近未来バブリーが引き継がれ始まる。ラテンチックな陽気さもある。ひたすらリズミカルな音に身を任せていたい。女性コーラス。サックスの音が入ってムーディー。5:58〜少し音数が減る感じも心地よい。

8.あすなろサンシャイン

ピエール瀧さんが異様に良い声で「あすなろサンシャイン」とオペラ調に歌い上げる。この為に本格的なボイストレーニングをして臨んだそうで本当に面白い…ずるい…。爆笑しながら踊り狂える。バキバキテクノ。瀧さん良い声すぎる。「あす(は檜の木に)なろ(う)」…!3:50〜水っぽいちゃぷちゃぷテクノ、可愛い上にノれる。5:05〜ドラマチックな展開。突如始まる2時間サスペンス。カーステレオから鳴っているような音質。からのダンス。劇的な9分間。

9. Shangri-La

繋ぎ方〜…!名曲オーラが凄い。ストリングスはBebu Silvettiの「Spring Rain」をサンプリング。ディスコ。耳馴染みがあると思ったら、日産・テラノのCMソングとして使用されていたらしい。歌詞が正統派。トレンディドラマの主題歌っぽい。メロメロな雰囲気。幻想的な終わり方。この曲から電気グルーヴを知り、他の曲を聴いたらきっと仰天してしまうだろうな。


10.SMOKY BUBBLES

夢の中みたいな、微睡んだ空気感が引き継がれ始まる。全ての音が優しくて柔らかい。懐かしさがある。温かいというよりぬるめの心地良さ。ボーカルのぽやぽや感が堪らない。5:39〜ポテチかメレンゲを優しく食べているような音が聴こえる…正体は一体。

11.ループ・ゾンビ

繋ぎの気持ちよさもこれで最後…寂しい。不思議楽しい雰囲気。タイトルの通り、トラックがループしてトリップ感を味わえる。音が水の中に潜った時の濁り。鮮明になったり濁ったり。ゾンビ好きだから反応しちゃう。ゾンビに「山田」の名付けるセンスが好き。終わったかと思ったら、突然の「敬礼」。
(隠しトラックとして、漫画家の天久聖一による敬礼ボイスが収録。)

 

 


電気グルーヴは、1989年に石野卓球ピエール瀧若王子耳夫を中心に結成した日本のバンド。その後8年間は結成以来の石野と瀧に砂原良徳を加えた3人で活動し、砂原の脱退以降は石野卓球ピエール瀧の2人組で活動。主な略称は、電気、電G軍団、電グルなど。本作は「電気グルーヴをなめてる世間にリベンジしてやる」という思いの元で作られたアルバム。ジャンルとしては、テクノ、アシッドテクノエレクトロニカ、シンセポップ、ダンスミュージック、アンビエントなど。


ハウス・ミュージック:起源は70年代のディスコやフィリー・ソウルサルソウルサウンド。基本的な構造はBPMは120~125くらい。一小節に四分音符で四つキックが入り、同じリズムを繰り返す。

 

石野卓球さん自ら「金を出して買う」と言わせるぐらい、本当に素晴らしいアルバム…!何よりずるいくらいに面白い。

爆笑しながら踊りたい感情が自分の中にあることに気づけて良かったな…

一曲目から最後の曲までが一つの曲のような、あの神がかり的繋ぎの数々が心地良くて、ずっとヒーヒー感動しながら聴いてました。

あすなろサンシャイン」は、この先元気が無い時や落ち込んだ時に積極的に聴きたいお気に入り曲です。
自分の中で、ピエール瀧さん=「アナと雪の女王」のオラフ だったので、あんな良い声してるなんて…

 

最後まで読んで下さり有難う御座いました。